素問「刺志論篇」

虚実の意義
気が充実すれば、形も充実
気が不足すれば、形も衰弱
食物を十分に摂取できれば気が盛ん
食物が不十分だと気が衰弱
脈が大で力があるのは血液も充実
脈が細く小さく虚軟であれば血液も不足

「これらと違い相反するように出ているものは病態です」

気が盛んなのに寒いのは寒邪のせい
気が足りないのに発熱しているのが暑邪のせい
飲食を十分とっているのに気が少ないのは下に湿邪が溜まっているか、失血の後(出産でも)せい
飲食が少ないのに、気がかえって余るのは、邪気が胃と肺にあるから
脈が小で血が多いのは留飲を病んで中焦に熱があるから
脈が大で血が少ないのは、風邪を感受して飲み物もとれない

「これらが相反した状態」

実とは邪気が入った状態

虚とは生気が漏れ出た状態

気が充実すれば熱となり、気が虚すれば寒となる

実証を治療するには鍼孔を閉じない
虚証を治療するには鍼孔を閉じる

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