霊枢「経筋篇」②

足の少陽経筋は、足の第四指から始まり、上行して外果に結び、脛骨外縁に沿って上り、膝の外縁に結ぶ。ここから分岐する一支は、腓骨の所から別れて、大腿外側を上行する。これが2つに分かれて、前方のものは伏兎穴の上部で結び、後方のものは臀部に結ぶ。直行するものは上って季肋下の柔かい部位と季肋に至り、更に腋の前縁に上り、側胸部と乳部に連なり、缺盆の部位に結ぶ。直行するものは上って腋部に出て、缺盆を通って、足の太陽経筋の前方に出て、耳後に沿い、額角をまとい、頭頂で交叉し、下行して下顎部に行き、また上って顴骨部に結ぶ。分支は眼の外角に結び、眼の外維となる

病証は、第四指がひきつり、膝の外側にも波及し、膝関節の屈伸ができなくなる。膝窩部の筋肉もひきつり、前は大腿部、後ろは臀部にも及び、更に季肋下の軟かい部位と季肋部にも波及して疼痛が起こる。更に上って缺盆、側胸、乳、頸をつなぐ筋がすべてひきつる。左右に交叉し、上に向かって顔面に至り、左から右に向かう筋が拘急すると右目が開かなくなる。上って右のこめかみに行き、蹻脈と平行し、陰陽両蹻脈がここで交叉するので、左の経筋は右側につながる。もし左のこめかみの経筋が受傷すると、右側の足がきかなくなる。この種の状態を「維筋相交」と呼んでいる。

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