霊枢「経筋篇」⑦

手の太陽経筋は、手の小指から始まり、腕部に結び、前腕の内側に沿って上り、肘関節の内側上顆の後方に結ぶ。医者が手指でこの部位を弾くと、しびれる感じが小指の先までひびく。この筋は上行して内側に入り腋下に結ぶ。その分支は腋窩の後縁を走り、上行して肩甲部にめぐり、頸部に沿って大腸経筋の前方に出て、耳後の完骨に結ぶ、またこれより別れた分支は耳中に入る。その直行するものは耳の上に出て、そこから下行して顎部に結び、更に上行して眼の外角に連属する。

発生する病証は、小指がひきつれて肘関節の内側上顆の後縁が痛み、更に上腕内側に沿って腋下に進み、腋の後縁が痛み、肩甲から頸部にまで痛む。そのうえ耳鳴りがして痛み、それが顎にまでひびき痛み、しばらく目を閉じていてやっと見えるような状態になる。頸部の筋が拘攣すると、瘰癧になって頸が腫れ、頸部に悪寒発熱がある

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