霊枢「脈度篇」

五臓の精気は
肺気は鼻に通じ、調和していれば香臭を嗅ぎ分けられる
心気は舌に通じ、調和していれば五味を弁別でき
肝気は目に通じ、調和していれば五色をみることができ
脾気は口に通じ、調和していれば五穀のうまみを味わえる
腎気は耳に通じ、調和していれば耳は五音を聞き分けられる

陰蹻脈は足の少陰腎経から別れでたもので、内踝の前の然谷穴の後ろからおこり、上に向かって内踝の上部を通り、まっすぐに上って大腿内側から陰部に入ります。それから腹内。胸内を経て上り、缺盆に入り、更に上り人迎穴の前に出て、頬骨部から目頭に至り、足の太陽膀胱経と陽蹻脈と会合して上行します。
三経の気が併合して下行し目を滋養するのですが、もし陰蹻脈の気が上り栄養することができないと、陽気だけが偏って盛んとなり、目を閉じることができなくなります。

陰蹻脈が五臓を栄養
陽蹻脈が六腑を栄養

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