霊枢「逆順肥痩篇」②

「皮膚の白黒、肥痩、年齢で鍼を刺す際の深浅や回数に一定の基準があるのか?」
・壮年で体格の堂々樽人は気血が充実し、皮膚も堅固ですので、邪気を感受して発病した場合は深く刺し置鍼ができる。
・肩幅があり、項部の肉は痩せて薄く、皮膚のキメが荒く色が黒く、口唇は厚く垂れており、こうした人の血色は深くて濃厚で気の巡りは渋滞し、正確は勝ち気で積極的
こうした人は深く刺して置鍼し、そのうえ鍼を刺す回数を増やしてよい。

「痩せた人を治療するには?」
・痩せた人は、皮膚が薄く、顔色も淡く、肉も痩せ細って、口唇が薄く、話し声は軽く、こういう人の血は薄く、気は滑らかですから、気を逃しやすく、また血もそこないやすいので、こうした患者には浅く刺して速く抜かなければいけない。

「一般の人を治療するには?」
・皮膚の色の白黒を判断し、異なった方法を用いなければならない、実直で温厚な人に対しては、その血気も調和しているので、こうした患者には普通の刺法を違えてはいけない

「壮年の骨格の堅固な人を治療するには?」
・動くのを好まないのであれば、気渋血濁に属するので、深く刺して置鍼すべきで、刺鍼回数も増やさないといけない
・活発の場合は気滑血清に属するので、治療は浅く刺し、速く抜かなければいけない

「赤ん坊の治療をするには?」
・赤ん坊は血は少なく気が多いので、豪鍼を用い、浅く刺して速く抜かないといけない、1日に2回治療をしても良い

「深きに臨みて水を決するとは?」
・血が清くて、気が濁っていれば、迅速に瀉法を用いる、そうすれば邪気を除き去ることができる

「掘に循いて衝を決するとは?」
・血が濁って気が渋っていれば、迅速に瀉法を用いれば、経脈の気血をすぐに流通させることができる

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