霊枢「逆順肥痩篇」③

「経脈の巡行する逆順の様相はどのようであるか?」
・手の三陰の経脈は内蔵から手部へ走行し、手の三陽の経脈は手部から頭部へ走行、足の三陽の経脈は頭部から足部へ走行、足の三陰の経脈は足部から腹部へ走行

「足の少陰の経脈だけが下行するのはなぜ?」
・そうではなく、衝脈は五臓六腑の気血が集まるところで、五臓六腑はいずれも衝脈の気血の涵養を享受している
上行する部分は、咽の後壁上の後鼻道から出て、陽経に滲みこみ、精気を注ぎます。
下行する部分は、足の少陰経の大絡に注ぎ、気街部より出て巡り、大腿内側に沿って下り、膝の裏側のくぼみに入り、脛骨内を潜行して、さらに下って内踝の後の踵骨の上縁に至って別行します。
別に下行する一支は、足の少陰経と併行して巡り、三陰経に滲み込みます。前面を巡る一支は、内踝の後の深部から踵骨の結節の上縁に出て、下って足の甲に沿って足の大指の中に入り込み、その部の諸絡脈に滲みこんで、肉を温め栄養します。それゆえ、その脈の別絡が瘀血し停滞すると、足の甲にある脈が拍動せず、気血の停滞を招いて脛や足が冷える

「どのような方法を用いて経気の逆順をつきとめられるのか?」
・症状を聞いて、手足の脈の拍動の有無をみて、厥逆でなければ、拍動があるはず、なければ巡行は逆順である

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