霊枢「本蔵篇」⑦

「どのようにして五臓の大小、堅脆などの様相を知るのか?」

「心の場合」
・皮膚が赤く、キメが細ければ小さい
・皮膚が赤く、キメが荒ければ心は大きい
・剣状突起が顕になっていなければ位置は高い
・剣状突起が短く、鳩の胸のように高く突き出ていれば位置は低い
・剣状突起が長ければ、堅実
・剣状突起が薄く小さければ、脆弱
・剣状突起がまっすぐに向かい突起がなければ、適正
・剣状突起が曲がっていれば、位置は不適正

「肺の場合」
・皮膚が白く、キメが細ければ小さい
・皮膚が白く、キメが荒ければ大きい
・両肩が隆起し、前胸部位が突出して咽喉が窪んでいれば位置は高い
・両脇の間隔が狭く、胸郭上部が縮こまり、脇の部位が開いて張っていれば位置は低い
・肩の部位の発達に均整がとれて、背部の筋肉が厚ければ堅実
・肩背部が痩せて薄ければ、脆弱
・胸背部位の筋肉が厚く均整がとれていれば位置は適正
・肋骨が曲がっていて不均衡ならば、位置は不適正

「肝の場合」
・皮膚が青く、キメが細ければ小さい
・皮膚が青く、キメが荒ければ大きい
・胸部が幅広く、脇骨が張り出しているものは位置が高い
・肋骨が低く合して小さくまとまっていれば位置は低い
・胸や脇の発育に均整がとれていて強健であれば堅実
・脇骨が軟弱であれば脆弱
・胸部と腹部の発育が良好で均整がとれていれば端正
・脇骨が偏って突き出ているものは偏頗

「脾の場合」
・皮膚が黄色、キメが細ければ小さい
・皮膚が黄色、キメが荒ければ大きい
・口唇がそりかえっているのは位置が高い
・口唇が垂れ下がって弛緩しているものは位置が低い
・口唇が引き締まっているものは堅実
・口唇が大きくしまりのないのは脆弱
・口唇が上下とも端正で均整がとれていれば位置は正常
・口唇が歪んで、一方が上がっているものは、位置がずれている

「腎の場合」
・皮膚が黒く、キメが細ければ小さい
・皮膚が黒く、キメが荒ければ大きい
・耳の位置が高いものは位置も高い
・耳が後方にめくれている位置位置も低い
・耳が厚くどっしりしているものは堅実
・耳が薄っぺらなのは脆弱
・耳の方が歯茎に近接するのは端正
・両耳が不釣り合いなのは高さが非対称

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