霊枢「本蔵篇」⑩

「蔵府と各組織との相応関係とはどのよう?」

「肺は皮膚と相応し大腸に相合している」
・皮膚が厚ければ大腸も厚い
・皮膚が薄ければ大腸も薄い
・皮膚が緩んでいて、腰回りが太ければ大腸も緩んでいて長い
・皮膚が引き締まっていれば、大腸も引き締まって短い
・皮膚がつやがあれば、大腸の通りが良い
・皮膚が乾いて粉っぽく、肉としっくりしていなければ、大腸もまた通りが悪い

「心は脈と相応し、小腸に相合している」
・皮膚が厚ければ脈管も厚く小腸も厚い
・皮膚が薄ければ脈管も薄く小腸も薄い
・皮膚が緩ければ、脈管も緩い、脈管が緩ければ小腸は緩く大きく長い
・皮膚が薄く脈がか細く弱ければ小腸も小さくて短い
・三陽の経脈の部位にしばしば旋回屈曲がみられれば、小腸の通りが悪い

「脾は肉と相応し、胃と相合している
・肌肉の隆起部が堅実で大きいと、胃が厚い
・肌肉の隆起部が小さく薄弱であると、胃も薄弱
・肌肉の隆起部が痩せて総身と釣り合いがとれていないと胃の位置は低い、低いことによって胃の出口が圧迫され緊縮して食物が順調な通過できない
・肌肉の隆起部が堅実でないと、胃は緩んでいる
・肌肉の隆起部の周囲に小さな顆粒状の粒々が連なっていないと、胃は緊張して縮んでます。
・肌肉の隆起部の周囲に小さな顆粒状の粒々が連なっていると、胃気は結ぼれて塞がり、胃気がふさがっていることにより、胃の入口を緊縮させて、飲食物の順調な下行ができない

「肝は爪と相応し、胆に相合している」
・爪が厚くて色が黄色いと、胆も厚く
・爪が薄くて色が赤いと、胆も薄い
・爪が堅実で色が青いと、胆は緊張して縮んでいる
・爪がしっとりと軟らかで色が赤いと、胆は緩んでいる
・爪が真っ直ぐで白く斑点がないと、胆気は伸びやか
・爪の形が悪く色が黒くて斑点が多いと、胆気は塞がって伸びやかではない

「腎は骨と相応し、膀胱・三焦と相合し、膀胱・三焦はまた外の皮毛に相応している」
・キメが細かく皮膚が厚いと、三焦・膀胱は厚い
・キメが粗く皮膚も薄いと、三焦・膀胱は薄い
・腠理が粗いと、三焦・膀胱は緩んでいる
・皮膚が縮こまって体毛がないと、三焦・膀胱も縮こまっている
・体毛がつやつやでまばらであれば、三焦・膀胱の気は伸びやか
・体毛がまばらであると、三焦・膀胱の気は滞る

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