霊枢「動輸篇」①

「十二経脈のうち、太陰肺経、陽明胃経、少陰腎経の三経脈だけ拍動して休止しないのはどうしてか?」

胃の気と脈の拍動の関係によります。
胃は五臓六腑の栄養の源であり、水穀の精微が変化して生じた精気は、上行して肺に注ぎ、肺気は十二経脈を循行していきます。
運行は人の呼吸にしたがって往来するので、人が一呼する間に脈は二度拍動し、一吸する間に脈は二度拍動します
呼吸は停止しないので、脈の拍動も停止しないのです。

「脈気が寸口を通過するとき、来るとき(肘の方から)は強いが去るとき(手の方へ)は弱い、それはなぜか?」

・脈気が内部の蔵から外部の経脈へ流注するときは、弓の矢が突然弦を離れるときのように迅速であり、はじめのうちは脈気は強くて盛んですが、魚際に上った後は、勢いは衰える現象がおこる
ただ、衰えても逆行し上っていくので、運行する脈気は微弱である。

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