霊枢「九鍼論篇」⑬
・からだが安逸であるが、こころに苦悶のある人は、脈に病を生じる事が多い→治法は鍼灸がよい
・からだもこころも快適で、安逸を好み労苦を嫌う人、肌肉に病を生じる事が多い→治法は鍼と砭石がよい
・からだが労苦し、こころにも苦悶のある人は、咽噎に病を生じる事が多い→治法は甘薬がよい
・からだが過労であるが、こころの愉快な人は、筋に病を生じる事が多い→治法は温罨法と導引がよい
・しばしば驚きと恐れを感受し、こころもからだも安らかではない人は、筋脈の気血が通じなくなり、肢体の感覚麻痺になりやすい→按摩と薬酒通い