霊枢「歳露論篇」⑧

「虚邪に属する風が、人を傷害する軽重多少の程度は、どのように判断して予測するのか?」

・正月初日、北斗星は東北方を指し示します。
もし、この日に西北から風が吹いて、雨が振らなければ、多数の人が発病し死亡するでしょう。
もしこの日、明け方に北風が吹けば春に多数の死亡者がでるでしょう。
もしこの日、明け方に北風が吹けば、発病する人の多く、十分の三を占めるでしょう。

正月初日、もし正午に北風が吹けば、夏に多数の人が発病し死亡するでしょう。
もし正午に北風が吹けば、夏に多数の人が発病し死亡するでしょう。
もしこの日、夕方に北風が吹けば秋に多数の人が発病し死亡するでしょう。
もし、一日中北風が吹けば、人々は重い病気に罹り、死亡する人は十分の六になるでしょう。

正月初日、南方から吹く風を早郷と呼びます。
西方から吹く風を白骨将と呼びます。
流行病が国中に蔓延し、多数の人が死亡するでしょう。
もし、この日、東方から大風が吹き、屋根を吹き飛ばし、砂石をふきあげれば、国中に災害がおこるでしょう。
もし、この日に、東南方から風が吹けば、春に多数の人が病死するでしょう。
もし天気が寒冷で風があれば、それは不作の前兆であり、穀物の価格も高騰し、発病する人も多いでしょう。
これが、正月の初日に風向を観察すれば、その年の虚邪が人を傷害して発病させる程度の軽重多少の概況を予測することができると言われることです。
もし、2月の丑の日に風が吹かなければ、多数の人が心腹病に罹るでしょう

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