難経「第十四難」損脈(遅)・至脈(数)の病証と治療法について論ずる②

「損脈の病気とは、どのようなものか?」

・一損で皮毛を損なう、そこで皮膚は干からび縮んで皺となり、毛髪が脱落する。
二損で血脈を損なう、そこで血脈は虚少となり、五臓六腑に栄養をゆきわたらすことができなくなる。
三損で肌肉を損なう、そこで肌肉は痩せ衰え【飲食しても皮膚を形成しえない】
四損で筋を損なう、そこで筋は弛緩し、収縮させたり物を持ち上げることができなくなる。
五損で骨を損なう、そこで骨が萎え力がなくなり、床から起き上がれなくなる。

これらと反対のものは、至脈の病変である。
上から下に伝わるもので、骨が萎え、床から起き上がれぬものは死ぬ
下から上に伝わるもので、皮があつまり毛の落ちるものは死ぬ

「損を治す方法は、どのようなものか?」

・肺の虚損には、その気を補益すべき
心の虚損には、その営衛を調整すべき
脾の虚損には、その飲食を調え
肝の虚損には、肝を和らげ、中を暖めなければならない
腎の虚損には、精気を補益しなければならない

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