素問「脈解篇」
太陽膀胱経に腰とお尻が痛む病証がある
左右の経の陽気が偏り虚した場合びっこをひく
頭項がこわばり硬くなって背中まで及ぶのは、陽気が登りすぎたため
耳鳴りは陽気が上部に集中するため
陽気が盛んになって起こる癲癇や狂躁は陽気がすべて上部に集中し、陰気が下部に集まり、陰陽が調和しないため
陽気が逆上して起こる耳聾も原因は陰陽の気の失調
色欲が過度で消耗されすぎると、四肢は厥冷し、ひどい場合は言葉がしゃべられないで四肢がだらりときかなくなる、これは腎臓が衰弱して、腎経の経気が四肢に到着しないため
少陽胆経に発生する心脇疼痛は邪気のせい
影響は心経に波及する
寝返りがうてないのは9月の陰気が盛んになるからだ
足が勝手に動くのは陰気が上部で盛んになり、陽気が下部に向かって進んで足が勝手に動くようになる
陽明胃経に、水を被ったように悪寒がして震える症状があるのは陽気がもっとも盛んな時期に陰気が加えられるから
足のスネが腫れて股が弛緩して無力になるのも陽明の気が失調するからである
喘息のようになるのも、水液が上部に停滞したためで、胸部が痛んで呼吸が浅い場合は臓腑の間に停留しているためである。
病がひどいと、四肢が冷たくなり、動きたくなくなる、人に会うことを嫌い、光を嫌がり、木の音を聞くと怖がる
戸や窓を閉じて独りで部屋に閉じこもるのは、陽気が陰気に負けたためである
病が極まると、高いところにのぼり、歌を歌い、衣服を脱ぎ捨てて走り出す、これは陽気が勝ち邪気と合わさって精神錯乱状態になったため
陽明胃経の邪気が上部の細小の絡脈と太陰脈とあわさるため、頭痛や鼻詰まりや鼻水が起こるためである、太陰脾経にも侵入するので腹が張る
太陰脾経の症状の「腹が張る」は胃に絡しているから、あくびが出るのは陽明胃経の絡脈が心に属しているから
食べると吐くのは、食べ過ぎて消化出来ないから
大便が出るか放屁すると楽になるのは、陰気が次第に下降して陽気が活動を始めるから
少陰経の「腰が痛い」のは少陰腎経が衰弱したため
吐いたり、咳したり、気が上逆して喘いだりするのは陰気が下で盛んで、陽気が上に上がるためで、陽気はいくとこがないので、嘔吐や咳嗽や喘息が起こる
不安状況で居ても立ってもいられず、起立すると立ち眩みがするのは、陰陽の入れ替わりが不安定だから
呼吸浅く怒りやすいは少陽胆経の気が外に出られなくなり、肝気(将軍)がうっ滞して統制がとれなくなるため
恐怖症状が出るのは、陰陽が争うため
食べ物の匂いを嗅ぐのが嫌がるのは、胃の機能が失調しているため
咳をして血が出るのは、陽経の絡脈が損傷しているため、咳が出たり鼻血が出る
厥陰肝経で「下腹から睾丸にかけて腫れ痛む」は陽気が盛んになり陰邪は内部に集まっているので腫張などの症候が出現する
腰背が痛んで上向きや下向きで寝れないは、寒邪がまだ強いためである
外陰部が腫れて尿閉や尿漏れ、皮膚の腫張は陰邪が旺盛のためである
のどが渇いて熱っぽいは、陰陽が争っているため
太陽膀胱経は正月
少陽胆経は9月
陽明胃経は5月
太陰脾経は11月
少陰経腎経は10月
厥陰肝経は3月
(・∀・)一般向けとはほど遠くなっております
難しい(半分以上あきらめてます)