霊枢「論勇篇」①
四季によって風の性質は違っている
温風・熱風・涼風・寒風(春夏秋冬)
・色が黄色く皮膚が薄く、肌肉が柔弱な人は脾気が不足しており、春の風に耐えられない
・色が白く皮膚が薄く、肌肉が柔弱な人は肺気が不足しており、夏の風に耐えられない
・色が青く皮膚が薄く、肌肉が柔弱な人は肝気が不足しており、秋の風に耐えられない
・色が赤く皮膚が薄く、肌肉が柔弱な人は心気が不足しており、冬の風に耐えられない
・色が黒く皮膚が厚く、肌肉がしまっていて堅い人は、四季の虚邪賊風に損なわれることはない
しかし、内に生ものや冷たいものを食べて傷つき、内外とも損なわれると病は発症する
もし、色が黒く皮膚が薄く、肌肉が柔弱な人は脾気が不足しており長夏の風に耐えられない