霊枢「刺節真邪篇」③
「発蒙の刺法に関しておしえてください、耳が聞こえず、目が見えない病変を治療するものときくが、府輸に刺鍼して府病を除去することだといいます。どの輸穴が耳目の病を治療できるのか教えていただきたい。」
・この種の病気に刺鍼するときは、必ず正午に聴会にさし、刺鍼の感応が瞳に達するようにし、響きが耳中に伝わるようにしなければならない
「響きが耳に聞こえるとはどういうことか?」
・聴会穴に刺鍼するとき、手で両鼻孔をきつくつまみ、そうしてから口をかたく閉じ、腹を怒らし、気をふくらませて、気を耳目に上らせれば、耳内に刺鍼と同時に響きが相応して出現する
「まさに神業」