霊枢「刺節真邪篇」⑥
「解惑の鍼法について、陰陽の調整をすることと補瀉の技法を運用する道理を完全に理解して、虚実を相互に移し変化させるという、どのように判断するのか?」
人が半身不随の病になると、かならず気血が偏り虚の部分が生じます。
虚とは正気の不足、実とは邪気の有余
身体の左右のバランスが崩れますと、身体を傾けて寝たり、寝返りをうつことができなくなります。
また、体を屈曲させたりできなくなり、症状の重いものは、精神が混乱し、意識がはっきりしなくなり、東西南北を区別することができません。
その症状は、上下に移動し反復変化して、起止が定まりません。
「どのように治療するのか?」
邪気の有余を瀉し、正気の不足を補い、陰陽のバランスを回復させます。