霊枢「衛気行篇」④

「体内を循環する衛気の、上下往来する時間は定まっていない、どのように気をうかがい、そして鍼を刺せばいいのか?」

・昼夜の陰陽の多少は一様ではない。
あるときは昼が長く、あるときは昼が短い
春夏秋冬の四季は、それぞれ異なる節気をもっています。
それで、昼夜の長短には一定の規則があり、太陽が出始める時刻を基準にすると、この時刻が夜の終わり、昼の始まりをしめしており、衛気が陽分をめぐり始めるときとみなすことができます。
一昼夜のうちに、水時計の水は百刻漏れて下ります。
したがって、25刻はちょうど昼の半分の度数になります。
衛気は時間に推移に従って循環してやまず、日没に至って、昼の時間が終わります。
日の出と日没に基づいて昼と夜の領分を定め、さらに昼夜の長短に基づいて衛気の出入りの情況を判断して、刺鍼と候気の基準とします。
刺鍼するときには、必ずその気が至るのを伺ってから鍼を下します。
そうすれば期日どおり治癒するでしょう
もし、時機を失い、候気の原則に違反すると、どんな病気も治らない
それゆえ実証に対しては、その気の来るのを迎えて刺して瀉し、虚証に対しては、その気の去るのに従って刺して補うというものです。
謹んで気の所在を観察して刺鍼を行うことを「逢時」と呼びます。
病が三陽経にあるときは、必ず陽分にあるときをうかがって鍼を刺します。
病が三陰経にあるときは、必ず陰分にあるときをうかがって鍼を刺します。

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