霊枢「歳露論篇」①

「夏に暑気に傷られると、秋に瘧疾を病むとある、瘧疾じゃ一定の時間に発作が起こるがその理由とはなにか?」

・邪気が風府に入ると、脊椎にそって下行します。
人体の衛気の間循行すると風府で会合し、その後脊椎に沿って毎日一節ずつ下行していきます。
このように衛気が邪気を出会うのが一日ごとに遅くなるので、瘧疾の発作が起こる時間も日ごとに遅くなっていくのですが、それは邪気がすでに脊背に侵入したからです。
衛気が運行して風府に至るごとに腠理が開き、腠理が開くと邪気が間隙に乗じて侵入し、邪気はひとたび侵入しれば衛気と争い、発作をおこします。
それで瘧疾の発作が起こる時間が常に少しずつ遅くなるのです。
衛気は運行して風府に沿って毎日一節ずつ下行し、二十一日を経て一番下の尾てい骨に至り、二十二日目に脊内に入り、伏衝の脈に流入し、ここから転じて上行し、九日を経て左右の缺盆の中間に出ます。
気が上行して日ごとに高くなるので、発病する時間が一日ごとに早くなるのです。
邪気が五臓に接近し、募原に接触すると、邪気は裏に深く侵入しているので、体表までの距離も遠く、動きも遅緩しているので、毎日外表へ出て衛気と争い発病させることができません。
それで次の日に邪気が集結して、ようやく発作を起こすのです。

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