難経「第三十七難」五臓と九竅の関係について論ずる②
邪気が六腑を侵すと、陽脈が失調する。
陽脈が失調すると、気分の流通が阻まれ、その結果として陽脈旺盛の現象が現れる。
邪気が五臓を侵すと、陰脈が失調する。
陰脈が失調すると、血分の流通が阻まれ、その結果として陰脈旺盛の現象が現れる。
陰気が盛んになりすぎると、陽気の正常の運行ができなくなる。
このような状態を「格」という
もし陽気が盛んになりすぎると、やはり陰気の正常運行ができなくなる。
これを「関」という
もし陰脈も陽脈もともに盛大になりすぎると、陰脈が相互に交流できなくなる。
これを「関格」という
関格の現象が出現すると天命を全うすることができなくなり、死亡する。