脈経「弁脈陰陽大法第九」第三条

「昔の書物に、脈に一陰一陽、一陰二陽、一陰三陽というのがある、また一陽一陰、一陽二陰、一陽三陰というのがあると言う。これは寸口で三陰三陽の六腑が同時に現れることをいうのか?」

・六腑が同時に現れるのではない。六脈というのは浮・沈・長・短・滑・渋のことである。
このうち浮・滑・長は陽の脈であり、沈・渋・短は陰の脈である。
これらが組み合わさって現れるのだ。

例えば
一陰一陽の脈というのは、脈の拍ちかたが沈・滑の場合をいう。
一陰二陽の脈というのは、脈の拍ちかたが沈・滑・長の場合をいう。
一陰三陽の脈というのは、脈の拍ちかたが浮・滑・長でときに沈になる場合をいう。

一陽一陰の脈というのは、脈の拍ちかたが浮・渋の場合をいう。
一陽二陰の脈というのは、脈の拍ちかたが浮・渋・長の場合をいう。
一陽三陰の脈というのは、脈の拍ちかたが沈・渋・短でときに浮になる場合をいう。

このように脈は色々と組み合わさって現れる。
したがって、その現れている脈と、各経脈の性質を考えて合せて、病気の判断をするのである。

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