脈経「平虚実第十」第一条
「病人に三虚三実があるというが、どのような意味か?」
・脈には虚・実があり、触診したときの反応にも虚・実があるということ
・脈の虚実とは、脈状が柔らかいものを虚とし、堅いものを実とする。
・病証の虚実は、例えば汗や大便、小便などが出やすいものを虚、逆に出にくいものを実
病状の訴えが多いものを虚、少ないものを実
症状がゆったりしているものを虚、急激なものを実
・触診の虚実は、触診したときに
かゆいものを虚、痛いものを実
少し按圧すると痛いが、深く按圧すると気持ちよい場合は外実内虚
少し按圧すると気持ちいいが、深く按圧すると痛い場合は外虚内実
以上が三虚三実の意味である。