脈経「平虚実第十」第二条

「虚実とはどのようなことか?」

・邪気が盛んなのを実という。
精気のなくなったのを虚という。

重実とは、大熱の病気になり、発散されるべき陽気が停滞して熱し、同時に経脈中の血も停滞して充実した脈になる。この状態を重実という。

「経脈と絡脈がともに実になるとはどのようなことか?またこれはどのように治療するのか?」

・経脈も絡脈もすべて実した場合は、寸口の脈が急になり、尺膚は緩になる。
当然、経脈も絡脈も治療しなければならない。
その場合、尺膚が滑であれば治りやすく、渋であれば治りにく。
もともと、虚実というものは類をもって集まる。
したがって脈が虚でも尺膚も虚か、脈も実で尺膚も実であればよしとする。
五臓や骨肉に気血が滑らかに巡っておれば、たとえ病気になっても順な状態で現れる。
したがって長生きすると言えるのである。

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