脈経「弁災怪怖雑脈第十二」第九条

先生が脈を診たとき、病人があくびをするようであれば、これは病気がないとする。
また、脈を診ているときに伸する者は、やはり病気ではない。
例えば病人が壁に向かって寝ているとする。
先生が来たのにもかかわらず、驚いて起きようともしない。
どれどころか、憎々しげに見たり、または言い淀んで喋られないものがいる。
このような病人の脈を診てると唾液を飲み込むことがある。
これは偽の病気である。
もし、脈が正常であれば、病気ではないのは確かだから、吐したり下したりする薬を飲んだり、身体中に無数に鍼または灸をすれば治ると脅かしてやるのがよい。

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