脈経「遅疾短長雑脈法第十三」第九条

そもそも脈というのは、気血の巡っている状態が現れる大切な場所である。
これが長であれば気が安定している。
短であれば気が病んでいるとする。
数脈であれば胸苦しさがある。
大脈であれば病気が進んでいると考える。

寸口の脈が盛んであれば気も上部に集まっている。
尺中の脈が盛んであれば気も下部に集まっている。

代脈は気が衰えている。
細気は気が少ない。
渋脈は心痛があるときに現れる。
揮揮革革とまるで泉が湧いてくるような脈の場合は、病気が進んでいて危険である。
弊弊綽綽していて、脈のなくなりかたが弓の弦が切れるような感じの場合は死す。
短で急な脈の場合は上焦に病気がある。
長で緩の脈の場合は下焦に病気がある。
脈が沈で弦急の場合は内に病気がある。
脈が浮で洪大の場合は外の経絡に病気がある。
脈が実の場合は内に病気がある。
脈が虚の場合は経絡に病気がある。
寸口の脈は表の状態を診るところで、尺中は裏の状態を診る場所である。
脈が浮であれば表に病気があり、沈であれば裏に病気があるとする。

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