両手の震えが出現したら止まらない症例
30代女性
主訴:両手の震え
副主訴:肩こり、頭痛、目の奥の痛み、心臓付近の痛み、大腸憩室炎
いつからか両手が震えて止められなくなってきたそうで、紹介をいただきました。
とても痩せており、食欲が低下している。2月ごろになると大腸の憩室炎を起こすとのこと。
経過:加療して2ヶ月目にて右手の震えは消失、心臓付近の痛みは寛解し食欲が回復していくが、副主訴大きく変化しない。
3ヶ月加療してから足が暖かくなってきている。
4ヶ月頃から目の奥の痛みは少なくなっており、肩こり頭痛も軽減している。
6ヶ月ほどの加療により全ての状態は改善し、繰り返していた大腸憩室炎も発症していないそうです。
考察:社会環境により気滞(ストレス)から気虚を発症した症例である。
身体の中に嫌なことがあると熱がこもり、その熱が震えを産生したと考えられます。
目の奥の痛みは瘀血(循環不全)によるもので起因するものは気滞と考える。