【もくじ】

  1. 当院が鍼灸専門で経絡治療をおこなっている理由
  2. 当院の名前やロゴの「ハチドリ」に対する想い
  3. 治療業界の現状

1.当院が鍼灸専門で経絡治療をおこなっている理由

わたしは痛い鍼灸が大嫌いです!
先端恐怖症があり、まともに鍼先もみることが出来ません。
人一倍、痛みに敏感です。

痛かったり、熱かったりする鍼灸は学生時代に散々やられ怖いイメージが定着してしまいました。

ほんと「はり」怖いです。

ではどうして、鍼灸師をやっているのか?なのですが、ひとつは鍼灸のみが唯一自身の体の状態を改善することができたからです。
もうひとつは刺さなくてもいい施術の経絡治療に出会ったからになります。

当院がおこなっている経絡治療は「はり」を刺すことはせずに接触させるだけで、全身に心地よく影響を与えることができ、さらには様々な状態にアプローチができるという施術になります。

その施術のおかげで身体が楽になり、普通の方と同じように生活できるようになりました。

わたしはマッサージ師の免許も持っているのですが、免許取得から10年ほど様々な方に施術していましたが一向に何も改善せず患者さんに対して申し訳ない気持ちが強くなりました。
なんか詐欺をおこなっているような気持ちになり罪悪感が強くあったため、鍼灸専門で少しでもよくなっていただこうという気持ちで鍼灸専門でおこなっております。

2.当院の名前やロゴの「ハチドリ」に対する想い

当院の名前である「こはね」という名前に関して、よく聞かれるので由来などを記載させていただきます。

「こはね」とは小さな羽と漢字では書きます。
私の名字に「羽」がはいっており、その漢字をもとに命名されたのが一つの由来です。
羽をいれたかった理由として、わたしは幼少期から自由に羽ばたけるくらいの力(体力)がありませんでした。
少しでも私のような思いはしてほしくなく、自由に羽ばたけるような羽を持っていただきたいという願いをもっています。
なぜ、小さいが入っているのかなのですが、私がおこなえる治療は凄いことが出来るわけではありません。
私がおこなえることは、皆さまが空へ羽ばたける手助けをするところまでです。
皆さまが自由に空を羽ばたけるのに必要な羽の小さな一枚のような存在として支えさせていただきますという願いがあり「こはね(小羽)」という名前になりました。

当院のロゴであるハチドリにも由来があり、この子のモチーフは「ハチドリの一滴」という物語が由来となっております。
この物語は南米アンデスの物語です。
とても短い物語なので、ご紹介させていただきます。

森が燃えていました
森の生きものたちは
われ先にと
逃げていきました
でもクリキンディという名の
ハチドリだけは いったりきたり
口ばしで水のしずくを
一滴ずつ運んでは
火の上に落としていきます
動物たちがそれを見て
「そんなことをしていったい何になるんだ」
といって笑います
クリキンディはこう答えました
「私は、私にできることをしているだけ」

たったこれだけの短い物語です。
当院の治療方針や患者さんにお伝えする話も、この言葉に集約されています。

3.治療業界の現状

現在、さまざまな治療院があります。
皆さまもそうだと思いますが、業界にいる私ですら、何が良いのか悪いのかがわからない状態になっています。

わたし達のように、人の身体を触るという職業はとても難しく多くの責任を伴います。
それなのに、医学書すらも開くことのない方も少なからず存在するのは確かです。

私の考えなのですが、医療や人の身体に直接関わる仕事をしている方は、金儲けだけに目が眩んではいけない!という思いがあります。
決して、お金を稼ぐことが悪いことではありませんが、相応の仕事の上でいただくべきだと考えています。

当院へ受診される患者さんからお話を聞いたり、私が聞いてる一例ですが
「必要のないのに毎日来てくださいという」
「これを飲めば良くなるとすすめる」
「次から次へと回数券を買わせて通わせる」
「○○を見た方限定で初回○○円引き」

これら、一部を見てても目先の利益だけにとらわれているとしか思えません。

技術力のある先生は、昔ながらの口コミだけで患者さんはおみえになられます。
技術力のない先生は、様々な宣伝方法を駆使して集客をします。

技術も知識も一長一短では絶対に獲得はできません。
私も、技術と知識が治療院を開ける程度に自信がついたのも10年以上たってからになります。
今でも、技術に関しては修練は続けていますし、勉学も続けております。

今の治療院業界は、1回で身体を急に変化させるという風潮がありますが、1度で急激に身体を変化させるという行為は大きな罠があり、しっぺ返しをくらうことがあります。
世の中、そんな美味しい話はありません。

ある先生は自分の治療院でしか治せないと、自分のところで患者さまを抱え込んでしまう方もいらっしゃいます。
必要なら医療機関の受診を勧め、その方に最適な道で改善させていくというのは当たり前ではないだろうかと私は考えます。

簡単になりますが、以上が治療院業界というものになります。

良い治療院と悪い治療院の見極め方の記事を書いていますのでよろしければ拝見ください。

良い治療院と悪い治療院の見極め方