体表観察学 日本鍼灸の叡智

著:藤本蓮風

臨床を積み重ねれば積み重ねるほど、改めて診察診断学の重要性を考えるようになった。
そこで、北辰会の創設者でもあり、鍼狂人の異名をもつ「藤本蓮風先生」の著書を読んでみたいと思い購入して読んでみた。
結論から言うと、わたしが常日頃から臨床で感じていたことを上手に文章にされているような書籍でした。

私が所属している流派とは別の系統の流派ではあるが、行き着く先は同じなのかもしれないと思わせてくれる内容で、かなり気付かされる内容が満載の本です。

鍼灸学生さんは、学校の書籍や実技では、なかなか見えてこない、わからないものがあると思う。(わたしもそうだった)
学生時代にこのような書籍に出会っていれば、もう少し有意義な学生時代の臨床をおこなえたのではないかと考えてしまうくらい的確な観察方法が書かれている。

この本の紹介が少しでも、鍼灸を志す者に役に立っていただければ幸いである。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA