素問「皮部論篇」
皮膚の上に十二経絡がそれぞれ属する皮膚の部位(皮部)がある
これは、十二経絡の順行を手がかりとします。
体表の浅いところにある絡脈が
青なら痛み
黒なら痺れ
黄と赤なら熱
白なら寒
すべての色が現われているのなら寒熱を兼ねた病
そのままにしておくと、本経に内伝して、最終的には内蔵に滲み入ります
様々な病気が発生するのは、まず皮毛からはじまり、病邪が皮毛を襲うと、肌のキメが開き、そこから邪が侵入していきます
そのまま、さらないと経脈に内伝し、腑に入り胃腸に集まり積もります
病変をみて前もって治療しないと邪気が臓腑に内伝して大病をおこさせるのです。