霊枢「師伝篇」

郷に入れば郷に従え

何をするにも大事なこと

治療において病人の好みを病状に合わせることが大事で、それによりやってはいけないことがわかる

・中焦に熱がある人は冷たいものを好む
・内部に寒がある人は温かいものを好む
・胃の中に熱があると、穀物は消化しやすく、食欲が増し空腹感を覚え、飢えやすくなり、臍の上の皮膚が熱くなる
・腸に熱があると、黄色くて粥状の大便が出て、腸がなり下痢をしやすく、穀物は消化しない
・胃に寒があると腹が張りやすい
・腸の中に寒があると、腹が張り下痢をする
・胃の中に熱があり、腸の中には寒がある場合は、飢えやすく下腹部が腫れ痛む。

患者さんへは、しっかりと説明だけをして任せるようにする。

こちらの治療としては
春と夏は標病を治し本病を治し
秋と冬は本病を治し標病を治す

寒温が適切であれば正気は正常な状態を維持でき、特殊な病変を生じることはありません。

身体や手足の関節は、内は臓府に通じ、外には五臓六腑の精気をあらわしている。その外形を観察してその内部を知ることができる。

・肺はもっとも高い位置にあり、肩の骨と咽喉の外形が高く突き上げていたり、落ちくぼんでいたりすることから肺の大小を知れる
・心は主宰であり、缺盆は気血が昇り降りする道路です。胸骨の下端にある剣状突起が立派かどうかで、心の大小を知れる
・肝のはたらきは将軍とおなじで、勇気があり知謀にたけ、外からの侮りを防御するはたらきがあり、肝が強いかは目の大小で知れる
・脾のはたらきは、輸送・化育にあり、全身の外に対する防衛力を充実させる。飲食のときの唇の色の良し悪しをみて予後を知ることができる
・腎の気は耳に通じていて遠くの音を聞くことが出来ます。よく聞こえるかどうかで、腎の性能を推測することができる。

身体かの外観から六腑の状況を知るには
・胃は水穀の海で、骨格がたくましく、首太く。胸郭が広い人は五穀をたくさん容れることができる。
・鼻孔の長短で、大腸の状況を推察することができる
・人中の長さで、小腸の状況がわかる
・下瞼が肥大していると、胆が強いことがわかる
・鼻孔が広がっているのは膀胱がしっかりしておらず、小便が漏れやすい
・鼻柱の中央が隆起していれば、三焦が固く緻密

体の上中下の釣り合いが取れていれば内蔵も安定して健康

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