霊枢「上膈篇」

「気が上部に鬱結して食が入ってもすぐに吐出する上膈証は知っている
下部の虫積によって形成された下膈証の場合、食が一昼夜してからようやく吐出されるが、理由を知りたい」
・喜怒の感情が抑圧されて暢びず、飲食が不摂生で、寒暑などの気候に適応できないと、脾胃の消化運送機能に異常をきたし、寒湿が腸中が流注される
そうすると、腸中の寄生虫が寒冷を感じ、虫が寒冷を感じると、集まり積もって散らず、下脘に巣くいます。
これによって腸胃が塞がれ、陽気が流通して温めることが出来ず、邪気もそこに溜まるようになる。
人が食事をすると、虫は飲食の気味を感じて上って食べようとする
そうすると下脘は空虚になり、邪気がこの虚に乗じて侵入し、内部に集まり積もります。
久しければ内癰を形成、内癰が形成されると腸道が狭くなり、伝化を阻害する
癰が下脘にある場合は癰の部位も深く深部が痛みます
癰が下脘の外にある場合は癰の部位も浅く、体表に近いところが痛み、癰の上部の皮膚が発熱します。

「このような病証に対して、どのような鍼治療をすればいいのか?」
・手で軽く患部を抑えて、病気が発展する動向を観察し、まず癰部の周囲を浅く刺し、鍼を入れた後にやや感覚があれば、徐々に深く刺し、その後は同様の手順で刺鍼を反復
ただし!3回を超えてはいけない
・温熨法を用いて熱気を内部に入れなければいけない
陽気を毎日内部に浸透させれば邪気は日々衰退し、内癰は自然に消滅する
・さらに適当な養生法を配合し、各種の禁忌を避け、心を清らかに欲望を少なくして、元気を養います。
続いて塩辛みと辛味のある薬物を服用させて、飲食物の消化と伝導を促進させます。

そうすれば、朝食べたものを夕方に吐くことはないです。

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