脳梗塞後遺症での首と肩甲骨の激痛・腰と足全体の痛み・味覚障害・目眩・耳鳴りの症例
症例「50代女性」
突然、脳梗塞が出現し治療をされる。
リハビリが終わり退院され、順調な経過を過ごされるも耐え難い痛みと味覚障害、口の違和感が出現し加療される。
主訴:首の激痛・足のしびれ・下肢の後ろの痛み・肩甲骨の激痛・下肢の側面の痛み・腰の痛み・味覚障害・口の感覚障害
副主訴:運動機能の改善・耳鳴り・めまい
治療:週1回のペースで治療
経過:5回目の経過、朝起きたときに体の反動をつけずに起き上がれるようになり、肩甲骨の激痛は消失・下肢の側面のつっぱりと痛みが消失・足全体のしびれも寛解しはじめる。
10回目経過、首の激痛は少なくなり気にならない程度になる・下肢の後ろの痛みは消失・目眩の状態は減少、杖無しで屋内は行動できるようになる。
以降は激痛の症状がなくなったため2週間に1度の治療にする。
現在も経過観察中
考察:多くの症状は改善したものの、感覚の障害に関しては時間がかかるため、はっきり言ってどこまで改善させられるのかがわからないところがあるが、順次感覚が良くなっているようで、時間がかかるとみている。
当たり前だが、病巣部位は改善することはできない、しかし後遺症があっても、身体が使える能力を精一杯にしてあげることはできると考えている。
早期に対処していれば、どうなっていたのかはいつも考えることである。