突発性難聴の症例

「10代女性」
朝起きたときに、突然耳が聞こえなくなり病院へ受診される。
初期治療のおかげで6割は改善したそうですが、その後3ヶ月たっても変化がないため当院に受診
3ヶ月ほど時間がたってるため、どこまで回復するのかがわからないが加療させていただくことにしました。

主訴:難聴

治療:脾を中心とした治療を
1週間に2回
その後1週間に1回

経過:1回~3回で朝が起きやすくなったそうです。
全体的に皮膚の色が改善していく
5回目に高音域が改善傾向という報告を受ける
13回目で高音域がさらに改善するが完全には改善しない
食事を食べる速度が改善される
22回目以降に耳鳴りがあまり気にならなくなるときがある。
本人も聞こえないことに対してはあまり気にならないようですが、物理的な検査では異常値は変わらない。

鍼灸の役割は今もっている機能を最大限に発揮させることだと考えられます。

考察:病が長くなると固定化されてしまい(慢性化)治癒まで時間がかかる場合があります。
さらには、治癒には至らないことも多くあり、第一選択に病院とともに鍼灸もおこなっていただきたいと切に想います。
難聴になるとメンタルが落ち込むことが多いのですが、メンタルにも影響を与えることのできる鍼灸をおこなっていたため、心の平穏は保たれていました。
この子の、検査結果は改善しきらなったのですが、笑顔が増え、物事に積極的になり、行動的になったようです。
未来に必要な身体の状態にできたことは喜ばしいですが、欲を言えば耳の失われた機能がもっと改善してほしかった。

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